大器晩成、インタビュー最終回

December 31, 2017

2017年12月30日大安

 

劇団献身第10回本公演

「俺は大器晩成、~四十にして大輪を咲かせる予定~」

閉幕から1週間が過ぎようとしていた――

 

 

こんにちは!

公演終了後は週6のアルバイトで日々を溶かしている”座組で最も暇な男”、演出部崎田幸紀が出演者の皆様にインタビューする企画の第二弾をお送りします!

このインタビューは年内に全5回を予定していました!しかし、今回が最終回です!なぜ2回で終わりなのか!? 理由は一つです! 一ヶ月以上も期間がありながら、”人に話しかけるのが苦手”という理由一本槍で、自分からインタビューをしようとしなかったからです! 申し訳ありません!!

 

それでも、責任は感じていた(文体が変わり、すみません)。

私は、”遅くとも年内にはインタビューを終えなければといけない”と焦っていた。

だがこんな年の瀬の忙しい時にインタビューを受けてくれる人などいるのだろうか、いや、いない。座組も解散してしまい為す術もない。

しかし、突然、劇団員の木村から会わないかとの連絡が。

こんな年末にも暇な人がいるもんだと思い、会う事を承諾し、インタビューを依頼した。

その流れで終日暇だった渋谷も誘い、二人まとめてインタビューをすることになった。

もう誰でも良かった。

 

というわけで、最終回は劇団献身の劇団員である木村圭介と過去3回劇団献身に出演している渋谷裕輝にインタビューを敢行!!!

インタビューは途中、食事を挟み7時間半におよんだ。

 

 

 左:木村圭介、右:渋谷裕輝

 

―公演お疲れさまでした。終わって数日経ちますが、振り返っていかがでしたか?

渋谷「駅前劇場でやれたのが嬉しくて。」

木村「俺、そういう気持ちとか無くて、普通に立ってた。」

―なるほどですね(気持ち持とうや、10回公演やぞ)

渋谷「俺は感慨深かった。大学生の時に“犬と串”や“ぬいぐるみハンター”とかが駅前劇場でやってるのを観てて、いつか俺もここに立ちたいなって思ってたのが7年越しに叶って本当に嬉しかった。」

 

 

インタビュー開始から1時間後の渋谷裕輝

 

 木村圭介

 

 インタビュー開始から3時間後の二人。疲れが見え始めてきた。

 

―パーソナルな部分について伺いたいのですが、木村君はいつから背が伸び始めたのですか?

木村「小3ぐらいかな。」

―ご家族皆さん背が高いのですか?

木村「いや、俺だけ。俺が一番高い。」

―それはなぜ?

木村「小学校の給食で余った牛乳たくさん飲んでたからかな。」

―背が高くて損したことありますか? (背の話、面白くねえな)

木村「何だっけな、あれだ。…小学校のときに。何だっけ、俺あれだったのよ。何だっけな。」

―背が高くて気を付けてる事はありますか?(何を言おうとしたんだよ)

木村「それはある。観劇する時は前方の席には座らない様にしてる。後ろの人が見えにくくなるから。」

―気を使ってるんですね。もし席が前方しか空いてなかったら?

木村「そういう時は猫背で座る。」

―ふーん(ふーん)

                 

 休憩中。揃ってイチゴパフェを食べる二人。

 

―渋谷君はいつから眼鏡をかけてるんですか?

渋谷「小学校3年生かな。」

―視力が悪くなった原因は?

渋谷「小学生の時ゲームボーイが流行ってて、俺は布団に入って真っ暗の中でゲームボーイやるのが楽しくて。」

木村「めっちゃワクワクしたよね。」

渋谷「ゲームボーイってさ暗い中だと画面が全然見えないじゃない。それで完全に視力悪くした。」

 

 インタビュー再開直後の渋谷裕輝。

 

―当時プレイしてたソフトは? (目の話も面白くねぇな)

渋谷「『モグラーニャ』と『カエルの為に鐘は鳴る』あと『たまごっち』『ONE PIECE 幻のグランドライン冒険記』『がんばれゴエモン』――」

 

 

 

、、、、、、、、

 

盛り上がり続ける二人のトーク。

、、、だけど、僕には途中から二人の話が聞こえていなかった。

どこか遠くから、うっすらと聞こえる、質問している自分の声。

うっすらと聞こえる、二人の声。

いつの間にか、インタビューはどうでもよくなっていた、、、、

 

得体のしれぬ茫漠とした寂寥の中で、

彼ら二人の、記事にしようもないようなトークに、耳を傾ける振りをしながらも、

僕は、この一ヶ月を振り返っていた。

 

演出部として、今回の公演は初めて稽古初日から参加をした(いつもは本番一週間前に合流して、適当に買い出しを手伝うくらいしか仕事がなかった)。

そして今回から、小道具の管理、稽古場の開閉、バミリ、twitter広報担当、インタビュー記事作成など、突如として沢山の仕事を任されることとなった。

だが、「任されている」という充足感は全くなく、ひたすらに”果たして自分に務まるのか”という不安だけが肩のあたりにねっとりと貼り付いていた。

プレッシャーでガチガチの石像と化したオイラは案の定、何もかも上手く出来なくて、周りの方々に迷惑ばかりをかけてしまった。

小道具をワシの家に忘れたり、置き道具としては存在感のありすぎるゴリラの人形を買ってしまったり、劇団献身Twitterの更新を怠ったり、小道具をバイト先に忘れたり、何もかもが上手くいかない。

そして万引きGメンよろしく奥村は、吾輩の一挙手一投足を見逃さず、確実に取り締まってくる。

ついにおいどんは”どうせ怒られるなら、まとめて怒られたい”と思うようになり、ミスをしても黙っているようになっていた。

上手く出来ない自分にイライラしてしまい、ミーは自宅にあるぬいぐるみを玄関のドアに投げつけたり、Amazonで4000円するボディーソープを無駄に注文したりしていた。

プレッシャーに押しつぶされ、まろは精神的に不安定な日々が続いた。

今こうやって書いてる一人称すら、安定しない。

 

 

自分がオタオタしている間にも、素晴らしいスピードでお芝居は出来上がっていく。本番一週間前、「俺は大器晩成、」は間違いなく面白い作品になっていた。

そして、作品の成長と比例して僕は、だんだん稽古場に居るのが申し訳なくなっていた。

 

「一人分稽古場の酸素を薄くして、ただ座れる椅子を一つ減らしている存在になっているのではないか、、」

 

と、まぁ正直そこまで追い詰められていたわけではないが、とにかくやる事に追われてしまい、楽しむ余裕がなくなっていた。

それでも通し稽古を見たりすると、やっぱり面白くて、頑張ろうとも思った。

 

座組の皆様にもちょっとどうかと思うほど手伝って頂き、本番を迎えられた。

周りの方々に感謝しきれない。”お前が言うな”と叱られるかもしれないが、本当に大好きな作品になった。

ご来場いただいたお客様にも感謝は尽きない。

 

だけど、

それでもやっぱり、

この公演で、一体自分は何を成し遂げたんだろう。

 

僕は、さらに混沌とした思考の海に潜ろうとし――

 

 

渋谷「じゃあ、そろそろお互い一言言って締めようか」

木村「そうだね」

渋谷「えっと、ありがとう。」

木村「こんにちは。」

 


僕は目を覚ました。

時刻は夜の11時。どうやら、僕が意識を飛ばしていた4時間余り、木村と渋谷の二人は熱く語り続けていたようだ。その証拠に、二人はもう服を着ておらず全裸、頸動脈と言う頸動脈が浮かび上がり、テーブルには60は下らないイチゴパフェが並べられている、、一体何があったというのだろう。申し訳ないが二人の話は全く書き留めていない。

 

だが、最後の二人の言葉に、僕は何か啓示を受けた心持となっていた。

 

「ありがとう」「こんにちは」

 

自分を他人に知ってもらうには、自ら発信しないといけない。

感謝するときはありがとう。人に会ったらこんにちは。

インタビューをしたければ「お願いします」

忙しくて時間が取れなければ「ごめんなさい」

 

感謝の気持ちと挨拶、そして誠実な心を持つ。

 

2017年が終わる。

 

インタビュー企画はこれにて終了となります。

次回公演で必ずやリベンジすると誓い、2018年を迎え撃つ所存です。

この記事を読んだ方が、2018年平穏無事に過ごせ、恋愛仕事友人関係すべて上手くいき、毎晩快適な睡眠を取れる事を願っております。

 

劇団献身は、2018年7月に第11回本公演を予定しております。

2018年も劇団献身を何卒宜しくお願い致します。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

幸あれ。

 

劇団献身演出部

崎田幸紀

    

 

おつかれさまでした         

 

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